読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

LOGzeudon

名古屋で働いているWebデザイナーのブログです

Delight U ( iPhoneアプリデザインコース ) を受講、修了しました

f:id:rokuzeudon:20160613210550j:plain

Delight U」というオンラインスクールを約2ヶ月間受講して、先日修了しました。

delight-u.school

DeNAさんとクスールさんが主催の「本気で学ぶUX/UIオンラインスクール」。参加してみて本当に良かったです。
自分への戒めも兼ねて、その概要と実際に受講してみて思ったこと、最終課題でつくったプロトタイプについて書いてみます。

Delight U の概要

学習の流れはすごくシンプルです。以下の流れを毎週繰り返しました。

1.教材配布(金) 2. 学習(金〜木) 3.質問日(月) 4.課題制作・提出(木) 5.講師からのフィードバック

全てSlackを通じたやりとりでした。

教材は、1~8weekまで週毎にありました。課題はweek毎ではなく、①最初の基礎課題、②「中間発表」用、③「最終課題発表会」用の3つ。
「中間発表会」と「最終課題発表会」は、他の受講者や講師陣と交流できる唯一の機会にもなっていました。

教科書はUI(少しUX)デザインのことが主で、アプリケーションの使い方に関する情報は一切なし。
受講のターゲットは、既にWebなりDTPなりでデザインをある程度つくれて、これからUIデザインについて本格的に学びたい!と思ってる人だったかと思います。フォトショやイラレのスキルがなかった人にはハードだったのではないかと…。

(学生さんでも最終課題までしっかり取り組んだ方もいて、最終課題発表会にて健闘賞として紹介される一幕もありました。ちなみに学生向けのDelightUが今夏開催されるようです。)

実際に受講してみて思ったこと

UIについて体系的に学べた

応募の時にも書いたのですが、UI/UXデザインを体系的に学んだことがなく、職場やクライアントに向けて説明するにも全て独学の知識であることに関して不安を持っていました。
DelightUでの学習・フィードバックを通じて、少なからず自信を持てるようになりました。

課題発表会が肝

学習の最中は、他の受講者の様子が一切分かりません。(Twitterにおいて一部ゆるっとした繋がりはありました)
課題制作では、進捗を他の人と比べることなく、とことん自分で追及していかざるを得ません。

そして「課題発表会」。
優秀者が出席者の中から事前に選ばれ、課題成果を発表し、担当の講師さんとDeNAのデザイナーさんに講評いただきます。
参加者は、他の受講者が課題に対してどんなテーマ設定をし、どんなアプローチをしたのか知ることができたわけです。

さらに、懇親会ではフィードバックいただいた以外のクスール・DeNAの方に直接アドバイスいただくこともできました。

オンラインスクールではありますが、そんなオフラインでのコミュニケーションにこそ価値・学ぶ機会があったと感じました。
(発表会に参加しなかった場合でも、優秀作品を見せてもらうことはできました)

デザインにはその人の価値観が大きく影響している

最終課題テーマは「キュレーションアプリ」でしたが、受講者によってターゲットや目的の設定、達成のための導線づくり、具体的なコンテンツ提案など、アプローチのバリエーションは豊かでした。
情報テーマも、「スローフード」「空」「互いの容姿」「日本の魅力」「スナック」「本棚」「パクチー」などなど…。

みなさん、わりと自分の好きな分野で企画・デザインしていて、発表も楽しそうでした。
自分がペルソナに近いほど、制作過程も楽しくてモチベーションを高く維持できたのかなと思います。

今回は、そうした課題発見と企画力、そしてとことんより良いユーザー体験を追及する熱意が重要だと感じました。
後述しますが、今回そのあたりでやりきれなかったのを反省しています。
そしてもっとたくさんのことに興味を向けて、自分の引き出し、知識の器を広げていく必要があると感じました。

今何が必要なのか、自分と冷静に向き合えるかどうか

今回、実は講師に何を質問したらいいのかずっとわからないままでした…。
課題に取り組むのに必要な"最低限"の情報は、すべて教科書に書かれていると感じていたからです。
しかし終わってみて振り返ると、質問できることはたくさんありました。

課題制作を、自分の視点でしか見れていなかったのです。
例えば、Delight Uさんの立場になると、課題の狙いは少なくとも「ターゲットが使いたくなる、そして実際使いやすくて楽しい体験ができるアプリがつくれるデザイナーを育てる」ことかと思います。
決して、ただ「課題をこなせる人を増やすこと」ではありません。

ところが自分は「与えられた条件・情報から自分の中でのベストな解をつくる=課題を自分の力だけでやり遂げる」ことが重要になっていました。
だから、課題の前提に疑問を持ったり、それ以上のことを質問するという発想自体がありませんでした。

懇親会や、終わった後に嫁ちゃんと話していてそこに気づきました。
もし早く意識できていれば、実際にペルソナインタビューしてみるなど、より良いアプリづくりのためにもっといろいろできたと思います。

目の前にあると思っている課題が、本当にそれで正しいのか。どんなタイミングで立ち止まってどうやって正確に位置確認するのか。初歩的ですが、自分の抱えている課題だと認識しました。

最終課題でつくったもの

最終課題は「自分で企画したキュレーションアプリのデザインをしてください」でした。
私がつくったのはこちらのプロトタイプです。

marvelapp.com

Delight Uでは、プロトタイピングツールとしてMarvelが指定されていました。また掲載にあたり、一部意図的にモザイクをかけています。

コンセプト

50歳から65歳の男女(プラチナエイジ)が今、これからを楽しくするための情報アプリ。

プラチナエイジは、パソコンやスマホを比較的しっかり使っていて、現役思考で若々しくエネルギッシュなのが特徴。
そんなみなさんが、自分たちの「楽しい」と出会うこと。記事、コミュニティ、場所という3つの方法で、新しい趣味や仲間に出会える場をつくりたいと思って制作しました。

背景・経緯

Twitterのお友達にご年配の方が何名かいらっしゃって、事実皆さん十分に使いこなされています。
それに、都々逸や落語など、自分の知らないようなおもしろいお話をたくさんしてくださるわけです。そういう、皆さんの世代ならではの情報を扱うキュレーションサービスをつくったら役に立てるのでは??と思ったのがきっかけです。

そこから色々と検討して「老後を楽しくする」というテーマへ至り、改めて調査し直すと「プラチナエイジ」というキーワード・資料を発見。今回のアプリ企画のベースにさせていただきました。

PDF|『プラチナエイジ』をターゲットとした市場戦略― 高齢者市場も視野に入れたマーケティングアプローチの提案 ― 

コンテンツでは、サライ.jpを参考にさせていただきました。知らないことだらけで面白いです。

serai.jp

デザインコンセプト

f:id:rokuzeudon:20160614170800j:plain

サービス名はグランジュ(grange)。
プラチナエイジの指向を鑑みて、あえて年齢に関係のないフレッシュなデザインを目指しました。

  • ロゴ … オレンジのようなみずみずしさと王冠がモチーフ
  • 配色 … 若々しさ、元気あふれるフレッシュなイメージのイエローオレンジと、成熟してきた大人なイメージのレッドオレンジがキーカラー
  • オンボーディング…機能を説明するのではなく、アプリを通じてどんな体験ができるのかを紹介するメッセージ
  • 読み物…MERYiemoなど人気のキュレーションアプリを参考に…
  • コミュニティ…ジャンルや位置情報から見つけて、お気に入り登録や問い合わせができるコンテンツ
  • 近くの施設…居住環境が変わりがちなお年ごろ、現在地付近の施設を表示。コミュニティや記事を紐付けて掲載
  • お気に入り…「コミュニティ」「近くの施設」については、問い合わせや地図表示がすぐできるように

講評などで指摘されたこと

  • コンセプトであっても、現状色が激しすぎてコンテンツに集中する妨げになっている
  • ターゲットの層が使いやすいよう、小さいフォントは大きくして読みやすくするべき
  • オンボーディングで、「人生まだまだこれから」はおそらく不適切。きっと本人たちも終わってるとは思っていない…など

反省点

平成生まれの自分が、参考資料があるとはいえ想像だけで取り組むのは正直難しかったです。
そして発表会にて実際にユーザーインタビューをしたという方もいて、ああ自分もやればよかったと痛感。

先にも述べましたが、課題を自分ごととしかとらえられず、自分の力でやり遂げようという気持ちが先走ってしまいました。
もっと純粋に、ターゲットのためのアプリをつくることに注力するべきでした。

細かいところはフィードバックなどでもたくさん指摘いただいたので、改善していきます。

まとめ

課題制作に関してはそこそこやりきった感もあったのですが、時間をおいて反省するほどに自分の課題が見えてくるという…。参加できて本当良かったです。

反省点を活かしながら、またサービスを企画、デザインしてみていろいろな人に相談してみようと思います。
ちゃんと誰かに「Delight」を届けられるサービスをつくれるようになりたいですね。今回クスールさんとDeNAさんにしていただいたように。

懇親会でも、皆様に色々なアドバイスをいただきました。
まず当たり前のことですが、ちゃんと具体的に目標を立てて達成できるよう前へ進んでいきたいです。