LOGzeudon

名古屋で働いているWebデザイナーのブログです

WordCamp Tokyo 2017 で聴いたセッションの感想 - 情報発信やデザインのことなど

WordCampTokyo2017でデザインとかブログのこととか学んだ

WordCampTokyo2017 の1日目…セッションデイへ遊びに行ってきた。

WordPress を始めてみたいという方から、ブログユーザーやデザイナー、開発者といった WordPress に関わる様々な方たちが、WordPress とより一層深くかかわり、互いに交流できる、そんなイベントにしたいと思っています。
~ WordCampTokyo2017

ということで私も楽しんできた。WordPressの技術だけでなく、デザインやマーケティングなどをテーマにしたセッションも多く、初心者な自分も息苦しさを感じることなく楽しめた。

感想

私は、仕事でWebサイトのデザイン制作、趣味でブログの投稿・カスタマイズをしており、そうした領域にも役立つ話が多く勉強になった。

「信用」される、良い記事を書く

文章を書いてWebで発信することの重みや責任について、あらためて考えさせられた。

「良いメディア」の条件は、「信用」だという。(その向上の手段として textlint, Github の活用など紹介されていて、なるほどだった)

あやまった情報を出すことで信用を失う。真摯に向き合ってないことがバレる。読み手がこちらの情報に真摯であるほど失う信用はでかいし甘く見てはいけない。信用で色々なことが生み出せる今の時代でそれは大きなロス
~ WordCamp Tokyo 2017にスピーカーとして参加しました。 - nayucolony

ぐうの音も出ない。私も、自分のブログを投稿する時はそのあたりがだいぶ甘く、投稿した後で内容を修正してしまうことが度々ある。せっかく読んでくれた人に悪いし、そりゃ信用失うよね!気をつけなくては!!と。

そして、信用を失うどころか誰かに被害をもたらすことがあるのが、Webでの「発信」の怖いところ。

  • ダイエット記事から考える 情報発信をする上で知っておきたい科学的根拠のこと by 朽木@amanojerk さん

取材・検証を徹底し、リスクの高い医療分野にて覚悟をもって記事執筆されている Buzzfeed 朽木さんのお話。医療分野のエビデンス(科学的根拠)について、実際どれだけ高い基準で議論検証されているのか、など学びも多かった。

人の命に関わるまではないにしても、記事の公開によって、風評被害など迷惑をかけてしまう(=信用を失う)というのはよく聞く話だ。何かや誰かについて記事を書くときには、本当に注意しないといけない。

あと「疑う力」も大切で、人の記事はもとより、自分の記事が本当に問題ない(迷惑をかけない)のか?誇張や嘘を書いていないか?を心がけなければならないし、一晩寝かせるなどして冷静な視点でチェックするようにしたい。不安な要素がもしあれば、詳しい人に聞くなど解消するようにしたい。

ひらかれるデザイン、Web制作のこれから

短い登壇時間の中に「デザイン」のことが濃密にまとめられていてすごく勉強になった。ざっくりとまとめると、次のような内容だったかと思う。

  1. 「デザイン」とは。そしてデザインが“ひらかれて”きた(より多くの人へ向けてオープンになってきた)背景について
  2. 「Webデザイン(制作)」の役割・環境・ニーズの変化、そしてストーリーの重要性とデザインとの関係(親和)性について
  3. デザインとはストーリー/物語をつくる設計だ!!
  4. 表現(スタイリング)にこだわるだけでなく、その背景にある物語や想いを伝える(ファシリテーションする)ことこそ大事
  5. デザイン思考、フレームワークが普及しアイデアをみんなで広げられるようになっても、それを収束させ会心の一撃に昇華させることは依然難しく、そこがデザイナーの活躍どころ
  6. グラフィック、UIなど制作現場のデザイン(狭義のデザイン)も大事だが、コンセプト(ストーリー)や体験などの企画(広義のデザイン)も大事で、それらを行来きしつなげるスキルが求められている

もやもや考えていたことが簡潔な言葉にされていて感動すら覚えた。実際に拝聴できてスッキリしたし、そういう仕事にデザイナーとして携われるようになりたいと思う。まさに狭義のデザインしかできてないので。

あと、私も「デザイン」は「より良くする行為」であり、エンジニアやライターなどの職業関係なく、「より良くしよう」と取り組んでいればみんなデザイナーだと考えている。
ステークホルダーも含めたチーム全員が「より良くしよう」という意識があればより良い成果物につながるはずで、そうした「思考」をひらく努力は、デザイナー(それを持っている人)がする必要がある。

今回の発表で「デザインをひらく=適切な批評をし、改善していくことができる」という言葉があり共感できたし、そうした実体験を基にお話いただいたからこそ感銘を受けた。ぜひいろんな人に読んでほしいし、琴線に触れる部分があればデザイナーと議論などしてみると良いと思う。

WordPressのこれから

新エディタ「Gutenberg」や柔軟なカスタマイザーなど、これからますます使いやすくなっていくWordPressの未来を垣間見た。

WordPressがより便利になり、Webサイト・ブログを誰でも自由に作れるようになるほど、Web制作はまさに企画(ストーリー・体験)の設計までできないと生き残れない。この流れはますます加速している印象。

そして、WordPressを単なるWebサイトではなく、目的に応じてHUB(中継地点)またはプラットフォームとして活用する、というお話も非常に興味深かった。

そうした技術の活用や提案も、「企画の設計」の要素として重要だ。しかしながら自分は、 WP REST API など技術的な話をまだわかってないので、まずそれを調べてみたり、やっている人に聞くなどして知識だけでも広げたいと思う。

雨垂れ石を穿つ

【雨垂れ石を穿つの解説】 軒下から落ちるわずかな雨垂れでも、長い間同じ所に落ち続ければ、ついには硬い石に穴をあける意味から。
~ 雨垂れ石を穿つ - 故事ことわざ辞典

WordPressのコアファイルの、写経。それだけ聞くと「なんかヤバそう」な感じだが、「コアコントリビューターになる」等の明確な目標のもと、学習(もはや修行)を継続した結果多くのメリットがあった…という徳の高いお話だった。

継続の重要性は私も共感できる(次元が違うけど)。イベントや勉強会に参加したり学んだことをちまちまとこのブログでも書き続けてきたが、結果SNSで思わぬ出会いがあるなど、今に繋がっていることが多い。

更新が滞りがちになった折に「週1でブログ更新する会」に招待いただき、以降、ちゃんと書き続けられている。参加していなかったら書かなかったであろう記事が多くの方に読んでいただけるなど嬉しいこともあった。これが良い方向へ向かっているんだと、勇気をもらえた発表だった。

まとめ

懇親会にも参加して、いろんな方とも交流させていただいた。人見知りのあまりご挨拶できなかった方も多いのが悔やまれる…。

ここまで書いた通り、いろいろと刺激をもらえるイベントだった。次回も日程が合えばぜひ参加したい。(遠いけど)

このイベントの資料や動画は、後日公開される予定らしい。まだ読めていない発表も楽しみだ。(既に公開されている壺の話トロハムさんの資料も見たがおもしろかった)

ありがとうございました。