先日1/29(金)に渋谷ヒカリエホールにて開催された「DeNA TechCon 2016」に、嫁ちゃんと参加してきました。印象に残っていることをまとめてみます。
目次
どんなイベントか
公式サイトはこちらです。参加者は900人以上だそう。
会場が分かれていて、聞きたいセッションに自由に参加できる形式でした。しかも無料。
開催前のインタビュー記事にて、開催経緯などが紹介されています。勢いで参加申込みは早々に済ませていたのですが、参加直前にこの記事見るまで、ぶっちゃけ何のイベントなのかよくわかっていませんでした!
ざっくり言うと、DeNAの多種多様な技術チャレンジをアピールするためのイベントです。
Google・Apple・楽天などが開催している技術カンファレンスはややマーケティング寄りであるように見えますが、DeNA TechConはもっとテクニカル寄りの内容で、DeNAの「いろんなコト×いろんな技術」を世の中の技術の進歩・進化に役立てたいという想いをもって開催する予定です。
なぜ行ったのか
- Twitterか何かでたまたまイベントを知り、サイトを見たらなんだか楽しそうだった
- DeNAさんの先端のサービスの内容や、それをどんな人たちが作っているのか直接見てみたかった
- DeNAさんによる初(第1回目)のイベントとのことで、運営の雰囲気や、スタッフさんがどんな動きをしているのか実際に見てみたかった
全体を通しての感想
バリバリの技術寄りなイベントでした。
正直、プログラミングスキル0の自分にはついていけないところが所々ありました…。それでも、サービス概要や取り組みの経緯などの説明が丁寧な発表ばかりだったので、非エンジニアの私でもそれなりに楽しむことができました。
また、名称くらいは聞いたことあるような事柄(objcとSwiftの違いとか、負荷テストの流れとか)について、丁寧な説明だったからこそ、この機会に概要をふわっと掴むこともできた気がします。
あと、知らないサービスがたくさんあり、DeNAさんはこんなこともしてるのか、今はこんなこともできるのか、という驚きもありました。
たぶん自分がエンジニアであればもっと楽しめただろうな、という気持ちはありますが、それでも参加してよかったと思えるイベントでした。
気になったところ
会場B(30分ごとのセッション)に長く居座っていたのですが、時間が短いせいか駆け足な発表が目立ちました。追いきれなかったところは、後日のスライドを改めて見て復習したいと思っています。
各セッションの感想
タイトルを見て「非エンジニアの自分でも楽しめるんじゃないか」と思った講演に参加してみました。多いのでさらっと書きます。
各講演のスライドは、公式サイトのschedule枠にて公開されています。
DeNAのネイティブアプリ開発
池田 修さんによる講演。ブラウザゲームが主流だったDeNAさんが、ネイティブアプリを制作の体制を整えるプロセスや戦略、実際の開発環境やチーム体制、苦労話など詳細に聞くことができました。
ザ・ここでしか聴けなさそうな話、という感じで良かったです。ゲーム業界は情報が閉じているが、Web業界はなんでもWeb上にあってなんて優しいんだ!と思った…というお話は身にしみました。
この講演の会場は撮影禁止だったので、スライドや動画公開されるかどうかよくわかりません。公開されないようであれば、勉強になったことを改めて記事にしてみようかと思います。
Webエンジニアが学ぶ自動運転を支える技術
@hidekさんによる講演。DeNAさん、自動運転…ロボットタクシー事業もやってるんだ…というところから驚き。
その自動運転技術を取り巻く今の環境(法整備など)や、近い将来どうなっていくのか概要を紹介いただきました。
Anyca におけるUIフレームワークとスマホによるドア操作の仕組み
川崎 修平さんによる講演。C2Cのカーシェアリングという特殊なサービスを技術的にどう実現しようとしたか、セキュリティについてどのように考えているのかなど聞けました。
B2B2Cなヘルスケアサービスの作り方
@t_mitzさんによる講演。法律のしがらみもあるサービス。今回聞いた講演の中でも、なんだか特に苦難があったのだろうと感じられたプレゼンでした。
チラシルiOSでの広告枠開発
TAKANO SATOSHIさんによる講演。かなり丁寧なプレゼンで聞きやすかったです。広告枠の表示で、どういう時に問題が起こり得て、それに対してどう対処したのか、短い時間ながら具体的なお話が聞けました。
MERYで CM 乗り切った話〜女の子のかわいいを守るために〜
SAITO HIROSHIさんによる講演。負荷対策について。オチが面白かった。
私は前職でアクセス集中によるサーバーダウンによりいろいろ泣かされた思いがあるので、しみじみしながら聞いていました。
iOS レガシーコード改善ガイド〜マンガボックス開発における事例〜
@kenmazさんによる講演。なぜobjcからSwiftへ移行を進めようとしているのか、また移行の手法を8つの型として紹介していただきました。こういう分類の思考自体も、いろいろな場所で活かせそうです。
その他
たくさんノベルティもらった
めっちゃノベルティが充実してました。もらったものを自慢します。
手提げカバン。結構しっかりしてる。(たくさん付いてるのはフェレットの毛などです)
シール類。
お菓子系。
文房具類と入場チケット。
ポートフォリオ。でかい。会場Dに移動する途中でノリで受け取ったのですが、結構レアなんでしょうか。
TechCon限定??
インタビュー記事も掲載されてて、力入ってます。
行ってみたかったところ(後日、Twitterより他の会場の様子を見て)
「カジュアルトーク」というスペースが設けられていて、話の内容が記録されない場所なのでフリーダムなトークが聞けて面白かったみたいです。
他にも、参加しなかったセッションで盛り上がってたところもあるようで、そちらのスライドも改めて見たいところ。
盛り上がり具合は、togetterにまとめられております。
DeNA TechCon 2016 - Togetterまとめ
グラフィックレコーディング
DeNAの方が講演に並行してグラフィックレコーディングをされてました。
TechCon2016のLT8名分グラレコしました!音声小さめ&スライド見えなかったけどエンジニアさん方の熱意は話から伝わりました!同じチームの人も登壇してて嬉しかった!#denatechcon #graphicrecord pic.twitter.com/Gh1OGuxMBZ
— わなみん (@wanami3103) 2016, 1月 29
和波さんはUI CRUNCH UNDER25 でもLTされてました。その時の様子の記事はこちら。
グラフィックレコーディングの魅力をDeNA社員が語る - ログミー
今回の内容、聞いただけだと頭がこんがらがってしまいそうだったんですが、グラフィック化されてるとパッと見て内容が思い出せて、ありがたい存在でした。
懇親会
後の時間に予定が入っていたので参加しなかったんですが、なんとSushiとビールが振舞われていました。横目に立ち去る辛み…。
まとめ
今年は初めての開催なので、とりあえず登壇者をエンジニア職種に絞りましたが、来年以降はエンジニア以外の職種、例えばデザイナーなどにも出てほしいと思っています。
…と、冒頭のインタビュー記事にて話されているので、次回日程が合えばまた参加してみたいです!ありがとうございました。